とある子犬の里親体験

地元役場で保護された「捨て犬」の里親になったことがあります。「捨て犬」というと、成犬のイメージがあるかも知れませんが、私が譲り受けた犬はまだ「子犬」でした。

 

里親になるということ

ダンボール箱に6匹ほどの子犬が入れられて、役場前に置かれていたことがあました。そして、そのまま役場で保護されたようです。しかし、自治体でも保護期間というものがあり、一定期間保護してその間に里親になる人が現れなければ、処分されてしまいます。
私は血縁が役場関係者ということもあって、ときどき保護された動物の里親になる話はきます。しかし、「生き物は気軽に飼うものではない」というイメージもありましたし、犬の場合は一度飼うと10年以上は飼い続けなくてはならないというイメージもありますし、それに気軽に捨てることなんてできませんしね。

 

ときどき里親の話はくるものの、気分的にも乗らなかったので、「まだ無理です」と断っていました。しかし「ダンボールに入った子犬」の里親の話がきたときは、なんとなく「飼うべきだな」と思って決意しました。

 

目に見えない縁

飼い犬ないし猫を決める時に、「なんとなくのタイミングを感じる」という言葉があるように、私もそのような目に見えない縁を感じました。「ダンボールに入った子犬」の話が酷いと感じただけではありません。そのような話はこれまで何度も聞いていましたが、自分が飼い主になるにあたっては、そのような「かわいそう」という感情のみで動くものではないと思っていますので、これまでは引き受けなかったのです。

 

しかし「ダンボールに入った子犬」のときは、うまくは説明できませんが、引き受けようと思ったのです。そして「縁」とは不思議なもので、そのときの子犬は私にとっては、家族同然となりました。私は今では結婚して子どもがいるのですが、子どもの情操教育にもとても役立っていると思いますし、なにより犬自身も自分の家族のように、旦那や子どもに接してくれるのは嬉しいですね。

 

しつけに関してですが、わが家は子犬の段階から飼っていますし、庭もあり屋外で飼える環境がありましたので、それほど苦労はしていませんね。大変だったことと言えば、旅行に行き辛くなったことぐらいでしょうか。「里親」としては、数匹の子犬のなかから1匹を選ぶことが気持ち的に苦しかったですね。