一時期だけ里親になった経験

以前、家族が勤務していた自治体の施設の前に、子猫が捨てられていたことがあり、ともかくも我が家に引き取ることになりました

 

新たな家族を迎える

我が家は全員が猫好きで、猫を飼うこと自体についてはまったく異論がありません。拾ってきた子猫は真っ黒なメス猫で、可愛い顔をしていました。しかし問題が一つ。家にはすでに、十年ほど前から猫がいたのです。多頭飼いをしている方は少なくないでしょう。すでに猫を飼っている人が、新しい猫を飼うということは十分にあり得ることです。しかし我が家の先住猫は、とびきり気難しくて、他の猫が苦手という性格でした。生まれた時から家に猫が何匹もいたという、実家がお米屋さんの母すら、こんなにデリケートな猫はいなかったと認めるほどです。

 

先住猫のストレス

そこでまずガレージに囲いを作って、拾ってきた子猫をそこで飼うことにしました。先住猫の主なテリトリーである家の中には、すぐに入れないことにしたのです。同じ猫同士、時間をかければなじんでくれるかもしれないと思っていたのですが、そうは問屋がおろしませんでした。子猫はすぐに元気になったのですが、先住猫の目の上あたりの毛が、ごそっと抜けてしまったのです。原因はもちろんストレスでした

 

猫への思い

できることなら、拾ってきた子猫もずっと家にいればなぁ、と家族の誰もが思っていました。しかし、前から家にいた猫を邪険にすることはできません。そこで改めて、新しい里親を探すことになりました。このような場合を想定して、子猫を持ち帰ってきた時からすでに心当たりを検討していたため、幸いにも新しい里親はすぐに見つかりました。情が移る前に、と早めに譲渡し、今は新しいお宅で暮らしているようです。我が家には今でも、その子猫の写真がありますが、いい飼い主に巡り合えた幸運を喜ぶと共に、もしもこの子がずっと家にいたらなぁと思わずにはいられません。猫の性格にもよるでしょうが、血縁でない多頭飼いは難しいようです。飼い主としての責任を果たすためにも、里親になる時にはその子を最後まで飼い続けられるか、もし飼えなかったらどうするのかを、きちんと考えなければならないと思いました。